武田総務大臣は、谷脇総務審議官がNTTの澤田社長らから国家公務員倫理規定に違反する疑いのある接待を受けていたとして、事実上、更迭すると発表しました。
「幹部職員である総務審議官が、公務に対する信頼を著しく失墜させる行為を行ったことは誠に遺憾であります。改めて総務大臣として、深くおわび申し上げます」(武田良太総務相)
総務省によりますと、谷脇総務審議官はNTTの澤田社長やNTTグループ幹部から、2018年から去年にかけて合計3回、あわせて10万円を超える接待を受けていたということです。また、巻口国際戦略局長は、山田真貴子前内閣広報官とともに、去年、1人あたりおよそ5万円の接待を受けていました。
総務省は、谷脇氏・巻口氏を国家公務員倫理規程違反の疑いが高いとして処分を検討していて、谷脇総務審議官については、衛星放送関連会社からの接待問題でも処分を受けていることなどから、8日付で大臣官房付に異動させると発表しました。事実上の更迭です。