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ANAのカート220台 ネットで即完売

航空機の機内で客室乗務員が使うカートを全日本空輸のグループ会社がネット販売し、飛ぶように売れている。インテリアや収納用に買い求める人が多い。全日空は「想定以上の反響をいただき、大変ありがたい。おうち時間を楽しく過ごすお手伝いができれば幸い」と説明する。ほかにもコックピットの操縦かんや航空機の座席などをネット販売し、航空ファンの心を捉えている。
販売しているハーフサイズのカートは本来、客室乗務員が機内でコーヒー、スープ、紙パック入りのお茶やリンゴジュース、ペットボトルの水などを載せて通路を行き来し、乗客にサービスするために使われる。

 全日空が3月16日~6月8日に5回に分け、未使用品のカート計約220台を販売し、直近の3回は数分で売り切れた。8日には1台11万5500円で販売した。全体は銀色で「ANA」のロゴが入る。フレームはアルミニウム合金で引き出し4点とトレー1点が付く。高さ103センチ、横30センチ、奥行き40センチ。押したり引いたりして車輪を動かし、停止させる時には下部の赤いブレーキペダルを踏む。

 カートの重さは20・6キロあり、客室乗務員の井口美貴さん(27)は「新人のころ『動かすのは大変だなあ』と感じていた。毎日のように乗務してカートを動かし、重さを感じないようになった」と振り返る。機内では、安全最優先で進行方向に乗客や障害物、接触する物がないかをしっかり確認し、カートから手を離す際に必ずブレーキをかける。上に物を多く載せて重心が高くなると倒れる恐れがあり、内部に補充用のドリンクなどを入れている。移動の際には体全体を使って押すようにし、車輪が横に曲がっていると動かないので車輪の向きに注意する。ネット販売について、井口さんは「機内でしか見ることがないカートには物がいっぱい入り、飾るだけでもきれい。カートを利用し、機内で飲み物などのサービスを受けているような雰囲気を楽しんでほしい」と話している。
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